2019年5月 なるほど世界の料理  (ブラジルの家庭料理)

日 時 2019年 5月 18日                                                   
ブラジル
講 師 サンドラ マリ 西村さん・ 息子さんのロブソン トシオ 西村さん
料 理 名 フェジョン カリオカ  ・ いわしのトルタ ・ サラダ ・ コーンとコンデンスミルクのスイーツ
 
         料   理   名            写       真 
今月 教えて頂く料理のお国はブラジルです。
日本とブラジルと言えば 日系のかたがいちばん多い国だと理解しています。ブラジルのかたは、ほとんどのかたが名前の中に日本苗字が
入っています。日系三世、四世のかたも多く日本に住んでいらっしゃいますよね。そんな訳で、私の一番身近にいらっしゃったサンドラ西村さんに今日はおいで頂きました。お母様と息子さんですよ。
サンドラさんはとっても利発でお料理上手なかたとお見受けしました。
楽しみですね。
何と打ちあわせ最初の時点で、料理する予定の材料をほとんど
買って来て下さいました。
さあ 今日最初に教えていただくのは 「フェジョン カリオカ」という豆料理です。これは日本で言えば ご飯とお味噌汁のような毎食いただく日常的なメニューだそうです。カリオカというのは 「カリオカ豆」という 
豆の種類だそうで前の晩から水に浸けて少し柔らかくしておいてくださいました。圧力鍋にフェジョン豆、水、ローリエを入れて重りをして中火にかけ煮ます。25分くらい煮た後、中の蒸気を抜き開けます。
別の鍋にサラダ油を熱し 玉ねぎ、ニンニクを入れ中火で炒めます。
炊いたフェジョン豆をおたま一杯すくって入れ、豆をおたまで潰します。
圧力鍋の残りの豆も全部加え、汁が無くなるまで煮て出来上がり。
炊いたご飯と一緒にいただきます。
このフェジョン豆もサンドラさんが全部買ってきて下さいました。
次の料理は「いわしのタルト」です。
日本の缶詰はほとんど甘辛く煮たものを売っていますが、サンドラさんが買ってきて下さったのは、いわしそのままの味でオイル漬けの缶詰
なので料理し易いものでした。これはタルトとして出来上がるそうですよ。
まずタルト生地を作ります。小麦粉、卵、牛乳、BPをミキサーに入れて
混ぜ、ドローとするまで回します。中に挟む具として、いわしの他
 たまねぎ、にんにく、トマト、オリーブなど具材を細かく切っておき、
型に流した生地の上に置き、挟むように残りの生地を具材が
隠れるように流しこみます。オーブンの温度を180度に余熱しておき、40分くらい焼いて様子をみましょう。
サンドラさんは途中で200度に上げて数分焼いて仕上げをされました。
今日のデザートはコーンとコンデンスミルクのスイーツです。
コーン缶詰、ココナッツミルク、、コンデンスミルク、コーンスターチを
ミキサーにかけ、よく回します。トローリとしたら好みの器にいれるか
大きな   型に流し込んで冷蔵庫で冷やします。冷やす時間が長いほど
冷たくて 美味しいスイーツとなりますが 今日のキッチンでは時間がたりません。
優しいサンドラさんは わざわざ自宅で作ったものを メンバー皆さんの為に ほんとの味を 味わって頂きたいので・・・と持参して下さいました。甘いコンデンスミルクとココナッツミルクが混ざって とっても美味しい
なめらかな口当たりのやさしい スイーツでした。

サンドラさんは「お料理大好き」とおっしゃるだけあって、包丁さばきや
手元を見ていると 料理上手がよくわかりました。手のひらの上で具材を
手早く切ったり、付け合せのサラダ用のレタスも 「包丁を使って切ると 味が落ちるんです」と言われて、レタスを一枚、一枚手でちぎって
盛り付けをされました。なるほど・・・と感心します。
またいつか もう一度来て頂きたい講師さんでした。
今日はブラジルを紹介の為に 素敵なポスターや地図なども用意して
下さりブラジルのお祭り、ダンスなどを 緊張しながら 息子さんのトシオさんと一緒に説明をして下さいました。
楽しい時間、楽しいお料理を教えて下さったこと 感謝致します。
 ブラジルの国民食フェイジョアーダ・コンプレタ!
これは300年以上も前から 黒豆・豚肉・キャッサバ芋を
用いるそうです。もともとは 豚の耳や足、尻尾、そして豆という安価な
食材を使って作られたのが始まりだそうだ。後にブラジルの全域で
食べられるようになり、なんとその種類は百種類以上もあるとの事。
食のブラジルですね。
サンドラさんの手からは もっともっと沢山のブラジル料理が
出来上がっていくように思えました。

是非 もう一度お呼びしたいものだと思っています。
   
息子さんのトシオさんは すでに日本在住は長いとの事でしたが
お母様のサンドラさんは まだそれほど長くない様子で 目下
日本語と奮闘中。
 「とても緊張します・・・」と料理の前からおっしゃっていましたが、
本番ではお料理好きということで、各テーブルを回って 
ていねいに指導して下さいました。

お料理終了後には 楽しかったですと ほっとされて 喜んで頂いた様子をみて 私もほっと安心。良かった~と思いました。
サンドラさん トシオさん 本当に美味しく楽しいお料理をありがとう
ございました。
   

inserted by FC2 system